枡とお酒と塩の関係
日本酒を枡で飲む際には、ちょうど唇の端にあたるくらいの位置に塩を盛ります。
塩は、料理屋さんや居酒屋さんなどの玄関先で見かける「盛り塩」と同様に、「縁起もの」の意味があります。
お酒はお米から出来ているので、昔から塩辛やからすみなど「珍味」といわれる塩気の強いものが親しまれてきました。
現在でもお塩や味噌をつまんで肴にしてお酒を呑む人もおり、西洋のお酒でも「ソルティードッグ」など、グラスの縁に塩を添えて飲むものがあります。
やはり和洋問わずお酒には塩気のあるものが好まれるようです。