枡の用途って、お酒を飲む以外にもあるんです。
元来、枡は体積を計量するための測定器として古くから用いられてきました。
尺貫法の単位である「合(ごう)」、その10倍の「枡(しょう)」、さらにその十倍の「斗(と)」を軽量する為に使われていました。
その種類や呼び方も様々で、中世の混乱期には枡の規格が不統一となり、領主が多くの年貢を取ることを目的として、年貢を徴収・収納する際に用いる返抄枡(へんしょうます)・収納枡(しゅうのうます)と支払・給付用に用いる下行枡(げぎょうます)などがありました。
その時、中に入っていたのはお米や豆だったり、お酒でした。
おめでたい行事の時は祝枡など日本酒を飲むための「酒枡(さかます)」や
節分用の豆を入れるための「節分枡(せつぶんます)」など
計量を目的としない用途に使われることもあり、
最近では文房具と組み合わせて使ったり、
携帯電話のアクセサリで枡の形をしたものが出まわっています。
このように枡に絵が加われば雰囲気も随分と変わりますね!
枡の変わった使い方についてはこちらをご覧ください!!